『鎧』

自然が多い土地を歩くと、観察したくなるものがある。
それは木の皮、樹皮だ。

樹皮は、樹体内部を外界から保護する役割があり、
樹木が成長し、長年生存するためには無くてなはならない存在らしい。

この仕組みを初めて知ったのは、中学の野外授業の時であった。
当時の私は鎧のようだ、と思った記憶がある。

敵から身を守るのは人間界も同じで、
私たちは常に見えない鎧を纏っているのかもしれない。

大人になった今では、その鎧もだいぶ軽くなり、
脱いでいる時間のほうが多くなったように思える。

ただ、いざというときにはやっぱり何か身を守る、
お守りのようなものがあったらいいなと。
そんなことを考えながらうまれたのが JUHI RING だった。